派遣と請負
偽装請負とは?
偽装請負について、耳にすることがありますよね。
製造業の工場で、多くの労働者が「偽装請負」の形態で働かされているということです。
工場の製造ライン作業─この実態を「請負」というのは、あまりにもこじつけですよね。
外部から「請負」で受け入れた労働者たちを低賃金で使って、要らなくなったら解雇が簡単にできちゃう、その実態は過酷なものがあります。
しかし、請負契約の労働者扱いしない、というあいまいさにつけこんで、こういった偽装請負が横行したのでしょう。
また、偽装請負が横行する背景となったのが、もう一つあります。
製造部門での労働者派遣ができるようになったのは、2004年の3月からだそうです。それまでは、生産ラインでの労働者派遣はできなかったわけですから、解禁後に横行したわけです。
いろいろな報道のとおり某大手メーカーさんなどは、正社員の3倍以上の偽装請負人たちがいたそうです。
利益をあげなければならない企業の宿命なので、偽装請負をよしとしない制度を整えても労働者の待遇が変わらなければ意味ないのではと思います。
派遣と請負の違い
派遣と請負の違いってわかりそうで、よくわからないですよね。
「請負」というのは民法に規定され、「請負人が相手方に対し仕事の完成を約し、注文者がこの仕事の完成に対する報酬を支払うことを約することにより成立する、諾成・双務・有償の契約」とあります。
わかりやすくいうと、請負人は注文者と「雇用関係」にないということで、だから労働法関係で定める労働者保護の部分があいまいになります。
そして、「派遣」は指揮監督権限は、派遣先にあるけど、派遣会社と雇用関係にあり、労働者扱いになるのです。
